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アイコン 【倒産企業続報・茨城】川勾林産の負債1.5億円 自動車部品の海外生産でパレット受注減、木材高も重荷


木製パレット製造の川勾林産株式会社(茨城県常陸大宮市)の破産で、負債総額が約1億5,000万円に上ることが分かった。

同社は9月24日、水戸地裁から破産手続開始決定を受けている。法人番号は6050001026744。

JC-NETでは10月5日、製材業から木製パレット製造へ転換し、輸出用木材こん包材の熱処理にも対応していた企業として報じていたが、その後、業績悪化から破産に至るまでの経緯も明らかになった。

 

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製材から輸出向け木製パレットへ

川勾林産は1964年、常陸大宮市で製材業として事業を開始した。会社公式資料によると、2010年ごろから事業を木製パレットの組立に一本化し、物流や工場向けの梱包・荷役資材を製造していた。

特に輸出物流への対応が特徴で、全国植物検疫協会の輸出用木材こん包材登録生産者として登録され、木材熱処理設備も保有。海外へ輸送する貨物に使用する木製パレットなど、植物検疫上の処理が必要な梱包材にも対応できる体制を整えていた。

自動車などの輸出に用いる木製パレットも製造し、1997年8月期には年売上高約5億円を計上していた。

自動車部品の海外生産で国内からの輸出需要が縮小

しかし、主要な需要先だった大手自動車部品メーカーなどが生産拠点の海外展開を進めたことで、国内から製品を輸出する際に使用される木製パレットの受注も減少した。

木製パレットは輸送する製品や設備に合わせた寸法・強度が求められ、同社は小規模ながら輸出対応の熱処理まで一貫して手がけてきた。一方、取引先の生産体制そのものが海外へ移れば、国内で発生する梱包材需要も縮小する構造にあった。

加えて、材料となる木材価格の上昇も収益を圧迫。受注減少が続くなかで資金繰りが厳しくなり、業績回復の見通しを立てられず、事業継続を断念した。

60年超の木材事業に幕

同社は製材からパレットへ事業内容を変えながら60年以上にわたり木材関連事業を続けてきた。会社公式サイトでは従業員3人の小規模事業者ながら、輸出用こん包材への対応を強みとしていた。

国内製造拠点の海外移転による需要構造の変化に、原材料となる木材価格の上昇が重なり、長年続いた事業は破産という形で終えることになった。

法人名 川勾林産株式会社
所在地 茨城県常陸大宮市
法人番号 6050001026744
事業 木製パレット・梱包材製造
破産開始決定 2026年9月24日
負債 約1億5,000万円

 

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