オムロンは赤字内容を明確にせよ
同社は今になり、大幅な赤字になることを発表した。1月29日には黒字決算予想していたが、3月31日の決算日を経過して蓋を開ければ、▲290億円の赤字とは、株主を馬鹿にしたものとしか言いようがない。上場企業の多くが赤字決算することから、この際便乗しようと思ったのであろうか。
平成21年3月期連結決算予想 (単位 百万円)
売上高 | 営業利益 | 税引前利益 | 当期純利益 | |
1月29日発表 | 635,000 | 7,000 | 2,000 | 1,000 |
4月20日発表 | 627,000 | 5,000 | -39,000 | -29,000 |
税引前の赤字根拠を同社は、
のれん減損 166億円
固定資産減損 209億円
株式追加減損 22億円
の計397億円としている。
固定資産減損は、ファンドから高値で購入した固定資産でもあるのだろうか?オムロン経営陣は株主に対してものれん代や固定資産の主な減損明細を開示すべきである。
[ 2009年4月21日 ]