アイコン 高松組の債権者を見る

福岡銀行と親和銀行の焦付きは先般記載のとおり、18億円の焦付きが発生して14億円が未保全であったとふくおかフィナンシャルグループ(FFG)は公表している。
ところが、高松組の資料では一般債権が福岡銀行13億38百万円、親和銀行6億40百万円、別除債権が福岡銀行39百万円、親和銀行6百万円と5月26日現在分を掲載。FFGの融資総計20億23百万円と公表分より約2億円多い、保全分も大きく異なる。
※ 別除債権とは不動産担保等で保全されている債権。
 

② 西日本シティ銀行は、元々同社のメイン銀行であったが、福岡銀行が高松組との取引を拡大させてきたため大助かり。別除債権8億24百万円、一般債権3億50百万円。

③ JR九州商事は2億02百万円の焦付き、JR九州はMJRシリーズの分譲マンションを開発しているが、高松組は現在3棟やっていた。7月竣工予定分があり焦付きも多くなった。MJRの現場にはダボハゼのように入る同社であり、結果、中に入ってもらった資材会社は胸を撫で下ろしている。

④ 吉村商事は1億76百万円の焦げ付いた。同業の泰平物産が潰れ、生コン商社の代表格となったが、今回の焦付きは同社にとっても大きい。しかし無担保不動産をかなり持っていると伝えられており、当面問題はないとの地元情報である。
 

⑤ 西鉄電設工業は1億49百万円の焦付き発生、天下の西鉄系列であり問題ないが、施主が良くても施工者に問題があるとこうなるという事例。
 

続く

[ 2009年5月29日 ]
この記事の関連記事
スポンサードリンク
スポンサードリンク