アイコン 九州乳業、129億円の債務超過

売上高は180億90百万円、経常利益が▲19億73百万円の赤字、まだ内容次第で再建の道はあるが、最終利益が▲166億42百万円、自己資本に至っては12980百万円の債務超過ではどうにもならない。

こうした会社を生き残していいのかはなはだ疑問である。これまでの経営者や役員は知らぬ振りして多額の役員報酬と退職金を貰っている。不正を犯した者はもちろんのこと、当時の役員も厳正に処罰される必要があろう。昔のように(酪)農協といっても甘くはない。また大分県の血税も投入されており、県民も黙ってはいない。
新体制では、先般指摘した役員メンバーは殆ど入れ替えのようであるが当然のことである。喉元過ぎて5年でも経ったら、天下りや身内の社員などがはびこり、また同じことが繰り返される。1度あることは必ず2度ある。
九州乳業は完全に独立させた私企業にならない限り、体質を変えることはできまい。再建担い手人の社長が、県OBが就任など言語道断、(酪)農協の連中が考えそうなことである。天下りポストを用意するようなものである。
金融機関からの借入残は144億百万円、この借入金の債務カットを目的にRCCに入ってもらうようだが、RCCや金融機関は完全な私企業に売却して再建させない限り、再度同じことが繰り返されよう。

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[ 2009年6月26日 ]
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