アイコン 原弘産、ウルトラCはまだあるのか

同社は、棚卸資産評価損が7,928 百万円発生して、5月の第一四半期に債務超過状態に陥っている。

 これまで分譲マンション事業や不動産転がし事業を行ってきた同社であるが、売れ残り資産残が、不動産市況の急悪化で値崩れしており、分譲マンションも半額で業者一括売却をはかるも買い手なしの状態に陥るなど窮地に陥っている。
第一四半期には社債を大幅値引きして特別償還を行い50億70百万円の特別利益を捻出したが、そのウルトラCを使用しても9億20百万円からの赤字となり、債務超過状態に陥った。
まだ社債残が56億85百万円、借入金も181億88百万円ある一方、販売用の棚卸資産は180億50百万円しかない。
今後、再度の大幅値引き社債償還を行うのか、ADRを使用して債務免除を受け債務免除益を計上捻出するつもりであろうか???

連結 百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
08年5月第1四半期
4,116
-731
-984
-920
09年5月第1四半期
7,037
-2,370
-2,578
-5,461
 
 
 
 
 
連結 百万円
総資産
純資産
自己資本
自己資本率
08年5月第1四半期
43,078
4,602
4,510
10.5%
09年5月第1四半期
26,363
-742
-825
-3.1%


 

     09年2月末の借入状況
借入先 、百万円
借入金
山口銀行
4,249
みずほ銀行
3,230
三井住友銀行
2,523
関西アーバン銀行
1,870
オリックス
1,054
広島銀行
1,000
その他
9,844
合 計
23,770
 

 

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[ 2009年7月16日 ]
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