アイコン 浅沼組シリーズ①

貸し剥がしの噂の実態に迫る

とかく噂の対象となる淺沼組、今回は金融機関による貸し剥しの噂の実態に迫る。
 淺沼組は、当方の取材で予想通り「借入金を意識的に減少させている」と回答したが、下表の通り、全金融機関が引き揚げにかかっている実態が浮き彫りにされている。

 

 同社の課題は、中堅ゼネコンを象徴するように、売上高の低迷と営業利益に起因している。今後官庁工事は、時代遅れに市場価格より高いとする民主政権になれば、いっそう官庁工事は利益の出ない仕事になることは間違いなく、民間工事は実質優良企業の特命工事はスーパーゼネコンに押さえられ、リスクを伴う仕事が多いという現実を金融機関に読み取られているところにある。同社の決算内容を通して実態に迫る。

 

直近の金融機関の融資の動き

連結/百万円
09/3-08/3
三井住友
-980
りそな
-800
三菱東京UFJ
-560
南都
-530
住友信託
-540
農林中金
-310
北陸
-280
みずほ
-250
群馬
-220
びわこ
-170
その他
-550
合 計
-5,190

 

借り入れ状況
 
 
 
 
 
 
連結/百万円
05/3
06/3
07/3
08/3
09/3
09/6
短期
39,083
36,580
34,930
34,820
30,860
28,804
社債
5,000
5,000
5,000
0
0
0
長期
3,210
5,425
6,685
5,155
3,925
5,771
合 計
47,293
47,005
46,615
39,975
34,785
34,575

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[ 2009年8月21日 ]
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