アイコン 九州建設② 営業損大

09年5月期の売上高は、95億円(前期135億円)、営業利益▲3億円と営業利益段階から大赤字を露呈。鉄鋼価格の上昇などの要因もあろうが、売上げ欲しさの赤字受注が先行した結果と思われる。

今期に入り西部ガスからの受注はよかった。しかし、上得意の地場デベロッパーのマンション工事は投資用・分譲用ともサブプライム問題からリーマンショックに至る金融機関の締め付けで開発は激減している。地場で唯一元気の良いJR九州も高松組でコリゴリしており、今後は子会社の九鉄工業の鞘に納まることが予想され、中央のデベロッパーに如何に食い込むか問われる。年間売上高を100億円前後に設定するならば、どうしても官庁や特命工事以外の競争入札であるマンション工事を受注せざるを得ない福岡の建設市場である。どこまで売上高を落とすか、落とせるか。
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[ 2009年8月25日 ]
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