日本エスコン ⑧ 春日フォレストシティ
春日フォレストシティの開発計画は、その主要な計画が商業施設におかれていることである。主要道路・公園等を除く有効用地の57.3%と住宅用地の40.4%を大きく上回っていることからも理解される。
住宅団地を主体とするならば、開発も進みやすいが、商業施設になると・・・・。
住宅地としても今の購入者層はマンション居住で満足する人たちが多く、一帯の多くの団地で空き家もある。中古住宅として販売してもなかなか売れないのが一帯の実情である。
商業施設ならば、建築条件付で施設を作り、流動化させればその後も利益が転がり込む計算であったろう。(道路事情から大型商業テナントが入るかどうかも不明)
当計画が発表される前の段階から島崎観光開発は、春日ゴルフ場をいかがわしい動きをしていた。ゴルフ会員に許可も取らず、勝手に道路に近い1コースを産廃の埋め立て用に使用させていたほど(当コースの代参コースを作り、平常運営)。とどのつまり、島崎観光は、当ゴルフ場全体を日本エスコン関係社に売り払い知らぬ顔して逃げているようだ。
開発前までは、島崎観光開発が当ゴルフ場を経営しており、フラット部分の9ホールの開発に当り、会員と契約した「開発地の9ホールを移設する」という契約は、日本エスコンとの間で取り交わされたのか、日本エスコンの関係会社㈲GIFが移転開発申請している。移転計画通り開発ができるか、心配されている。
春日フォレストシティ開発計画 | ||||
計画 | ㎡ | 備 考 | 割合 | 用途別 |
商業施設地 A | 69,003.02 | 24.3% | 57.3% | |
商業施設地 B | 57,803.70 | 20.4% | ||
商業施設地 C | 15,230.69 | 5.4% | ||
商業施設地 D | 3,970.05 | 1.4% | ||
飲食スペース地 | 16,436.86 | 飲食店街 | 5.8% | |
福祉事業施設 | 6,493.53 | ホーム及びデイケアサービス等 | 2.3% | 2.3% |
共同住宅地 A | 6,493.53 | マンション | 2.3% | 40.4% |
共同住宅地 B | 2,692.46 | マンション | 0.9% | |
戸建用地 | 56,566.16 | 一般戸建 | 19.9% | |
シルバータウン用地 | 49,161.96 | 高齢者健常者向け戸建 | 17.3% | |
施設用地計 | 283,851.96 | 65.4% | 100.0% | |
道路・公園等その他 | 149,981.34 | 34.6% | ||
総開発面積 | 433,833.30 |