アイコン サンドラッグ/ダイレックスを完全子会社化

サンドラッグは、佐賀が本社で九州・西日本でダイレックス店舗を展開する旧サンクス・ジャパン(現ダイレックス)を買収して完全子会社にすると発表した。

ダイレックスは、07年11月MBOで旧経営陣及び株主が撤退して交代、上場も廃止しているが、請負人はリサ・パートナーズで同社系のファンドが発行済株式総数の96.58%を有している。
今回のサンドラッグのダイレックス買収は、まずリサ・パートナーズがダイレックス株を他社が保有している株を公開買い付けで全部買い取り、その上でサンドラッグに売却するというもの。
リサ・パートナーズがダイレックス株を公開で買取る価格は、1株328,650 円である。

今回の買収劇は、リサにすれば投資ファンドでの所有であるため、投資利益の実現の目的がある。九州でも展開しているサンドラッグにしてみては、雑貨主体のダイレックスの09年2月期売上高は896億83百万円、経常利益は12億42百万円であり、買収は美味しい話となる。
一方買収するサンドラッグは、東京西部地盤で関東関西・九州で展開09年3月期 2,325億32百万円、経常利益 151億27百万円である。買収後は売上高が悲願の3,000億円に達する。

現在のサンドラッグは、薬品・化粧品・生活雑貨・食品を販売しており、ダイレックスと競合する。今後九州地区でどう棲み分け展開するか見物である。
なお、廉価雑貨主体のダイレックスと福岡で競合する店舗は、非公開のルミエール・トライアル。

[ 2009年11月19日 ]
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