アイコン 日旅・トップツアー、近ツリ/会社統合に向け、国際線業務の統合会社設立

旅行会社は、勝組と負組に完全に分かれてしまっている。それまで大手旅行代理店は顧客の囲い込みを行い、踏ん反り返っていたが、HISの出現で、企業も個人もコスト意識が高まり、また今日ではネット社会となり、特にHISとは旅行企画力に大きく水をあけられてしまっている。殿様商売のJTBと企画力のHISだけが勝組となっている。

後手に甘んじた、日本旅行(日旅)とトップツアー、近畿日本ツーリスト(近ツリ)の旅行大手3社は、生き残りを掛け、7月末までに国際航空券の発券業務と公示運賃での仕入れ業務を統合、共同出資会社を設立すると発表した。業務と組織の効率化によって、発券コストの削減とサービス向上につなげる。新会社は「ビジネストラベルネットワーク」。資本金は7500万円で、出資比率は日旅46%、トップツアー36%、KNT18%。2008年度の3社の公示運賃取り扱い実績は合計約800億円。新会社設立により、JTBやエイチ・アイ・エスを追撃する。

 調達と販売を一本化することで全体の取扱量を拡大。航空会社から受け取る販促奨励金を増やし、仕入れ価格を実質的に引き下げる。
 国際航空運送協会(IATA)が、取引先旅行会社の倒産に備え、保証金を準備させる制度を設けたことから、コストのかかる自社発券を見直す中堅・中小旅行会社への卸売りも手がける。
何れこの3社、会社を統合することになろう。
 

[ 2010年7月 5日 ]
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