アイコン 京都大学発ベンチャー/EV=電気自動車開発量産化へ/SIM-Drive

次世代エネルギーを研究開発しているベンチャー、ナノオプトニクス・エナジー(本社・京都市)は23日、来年3月をめどに電気自動車(EV)の量産に乗り出すことを明らかにした。鳥取県米子市にある日本たばこ産業の工場跡地を買い取り、年約1000台でスタート。将来10万台を目指す。

同社は、昨年8EV開発会社子会社SIM-Drive設立、本年1月、1号機の開発を、2011年3月を目途に組立車としてナンバー申請する予定と発表していた。
 
今回の発表は、なんだか出資者の顔ぶれから商業ベースの開発優先発表のようであり、技術が伴っているのかチョットモット不安な面がある。
EVは砂利道等での可変対応が瞬時にコントロールできたら商品化可能とされてきたが、ガソリン車の車製造技術の発想を完全排除できるかがポイント。
 EVの利点は、環境や資源問題はさておき、各機能をユニット化することができる点。一部の消耗品を除き、故障はすべてユニット交換で済ますことができる。
 
ナノオプトニクス・エナジー社は、京大名誉教授の舞原教授が提唱するナノテクノロジーと光学の概念が複合されている新しい科学技術分野の開発を目的に、インターネット総研をスポンサーにより2005年11月設立された。光学・超伝導からEVへも展開している。
 
㈱ナノオプトニクス・エナジー
本社所在:京都市左京区吉田本町、京都大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー内

代表取締役
藤原 洋(株式会社インターネット総合研究所代表取締役所長)
取締役CTOナノオプトニクス研究所長
舞原俊憲(京都大学名誉教授)
取 締 役
荻野 司(株式会社ユビテック代表取締役社長)
取 締 役
長瀬幸泰(株式会社ナガセインテグレックス代表取締役社長)
取 締 役
高田宜史(株式会社インターネット総合研究所所長室長)
取 締 役
小谷野幹雄(小谷野公認会計士事務所所長)
取 締 役
清水 浩(慶應義塾大学環境情報学部教授)
監 査 役
今庄啓二(フューチャーベンチャーキャピタル株式会社取締役)

同社のこれまでの研究開発の業績:3.8メートル光学赤外線望遠鏡・中間赤外線分光による地球大気CO2観測・世界初の直流超伝導送電(世界初となる200メートル超伝導直流送電実験に成功)・蓄電システムの研究開発など・・・
 
自動車開発でナノオプトニクス・エナジーの子会社として設立されている会社
商号
株式会社SIM-Drive(株式会社シムドライブ)
設立
2009年8月
所在地
東京都千代田区神田錦町3-14-3
資本金
4400万円
役員
取締役会長 福武總一郎
(株式会社ベネッセホールディングス取締役会長兼CEO)
代表取締役社長 清水浩(慶應義塾大学環境情報学部教授)
取締役 羽鳥兼市
(株式会社ガリバーインターナショナル代表取締役会長)
取締役 藤原洋
(株式会社ナノオプトニクス・エナジー代表取締役社長)
取締役 福武英明(株式会社efu取締役)
監査役 木村忠昭(株式会社アドライト代表)
以上、取締役5名監査役1名
顧問
出井伸之(クオンタムリープ株式会社代表取締役)
村井純(慶應義塾大学環境情報学部教授)
高野正(慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科教授)※技術顧問
株主構成
福武總一郎
株式会社クリーンクラフト
株式会社ガリバーインターナショナル
株式会社ナノオプトニクス・エナジー
株式会社ベネッセホールディングス
清水浩
丸紅株式会社
慶應義塾大学
京大なのか慶応なのか・・・それともベネッセなのか
[ 2010年3月24日 ]
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