アイコン 水俣病、政府和解案受け入れへ

公害病の原点である水俣病が1956年(昭和31年)に確認されてから54年。いまだ苦しみ、今だ放置された者もおり、いまだ世界のどこかの国で同じような公害が生じている。

「Minamata disease」
2010年3月18日政府は、水俣病未認定患者団体「水俣病不知火患者会」が国や熊本県、原因企業チッソに損害賠償を求めた訴訟で、熊本地裁が示した和解案を受け入れる方針を決め、鳩山首相自らが同夜、記者団に対して「国として受け入れる」と明言した。残るチッソが和解金を認め、原告側も受け入れを決めれば、29日に同地裁で開かれる協議で和解が成立する。
政府は、同じ被告となっている熊本県やチッソにも和解案受け入れを促す方針。一方の原告側は、28日の原告団総会で受け入れの是非を決める見通しである。
酸性雨やぜんそくの原因である硫黄酸化物・窒素酸化物除去技術やCO2削減技術の進歩ももとは、四日市ゼンソク問題から端を発している。大きな犠牲の中で発達してきた。しかし、そうした技術を今世界が求めており、日本が進むべき道はそこにも見出されるものである。
パキスタンなどに日本が巨額の経済援助資金を出したところで、中国からの戦闘機を購入する資金に回されているのが現実、ODA予算の殆どをそうした技術支援に回すべきである。当然日本企業が担当する。
 

[ 2010年3月19日 ]
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