鹿島 3月期ドバイ損失計上
同社は、ドバイメトロ工事のチャンピオン大林組が損失処理したことから、サブの同社も損失処理すると発表した。しかし、具体的な数値は発表されておらず、アルジェリアで同社がチャンピオンで実行されている「アルジェリア東西高速道路東工区建設」工事における原価膨張による損失も当3月期に入れ、両国現場合わせて300億円が工事赤字の評価損を計上するとしている。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
10年3月期前回予想 | 1,650,000 | 21,000 | 32,000 | 16,000 |
10年3月期今回予想 | 1,620,000 | -9,000 | 7,500 | 13,000 |
09年3月期実績 | 1,948,540 | 19,695 | 15,999 | -6,296 |
原価高もあろうが、ドバイメトロは大幅な設計変更、路線の延長が生じており、これらの変更で当初計画価格より倍の価格となっており、国家間で処理すべきところであろう。その辺の処理が大林組も不明である。
今回の鹿島さんのドバイ損失処理は、大林さんの時に記載したとおりになってきたが、鹿島さんもこれでお仕舞いではないかもしれない。大成さんもまだあるだろう。
[ 2010年4月14日 ]
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