アイコン ローソン・マツモトキヨシ合弁会社設立してコンビニ薬局展開へ

両社は昨年8月医薬品事業を念頭に業務提携していたが、㈱エムケイ・エルを資本金4億90百万円(50%づつ出資)で5月にも設立、コンビニ薬局を展開すると発表した。

高齢化社会を背景に、美や健康意識の高まり、商品に対するこだわりなど、顧客ニーズは多様化しており、その対応を求められている。 この様な環境下において、マツモトキヨシホールディングスの持つ医薬品・化粧品のノウハウ、ローソンの持つ食品・各種サービスのノウハウ等、両社独自の専門領域である商品やサービスを融合し、お客様ニーズや市場環境を取り入れた独自の業態を開発することで新規顧客の獲得と、事業領域の拡大を図っていく。 両社がこれまで培ってきた専門領域での様々なノウハウを結集し利便性・健康志向を兼ね備えた新たな業態を展開していくとしている。

医薬品販売は、医薬品販売登録販売者制度が導入され、カテゴリー2まで登録販売者による販売が可能となった。コンビニやスーパー・ホームセンターなどが、社員に登録販売者の資格を取らせたり、採用したりしており、急速にそうした店舗で医薬品販売がなされる方向にある。
薬剤師の資格手当の相場は10万円、登録販売者の資格手当ては5千円ともいわれている。

ローソン

国民の医療費は既に30兆円以上ともいわれており、国民健康保険や社会保険はパンク状態。これを抑制するため、国民に対して軽度な病状で医者に行かせるより、薬剤師でしか販売できなかった医薬品の販売を緩めて、コンビニなどでも販売させようとする国策。通常薬局は昼間しか営業していないが、コンビニは24時間営業しており、24時間営業のスーパーも多くなっている。専売の町の薬局やドラッグストアーは頭が痛かろう。
少子化や契約社員等低賃金労働者の急増などにより保険料収入は減少のスパイラルに陥っており、一方高齢者医療費、特に後期高齢者医療費は増加の一方である。今回の登録販売者による各種店舗での許可は、こうした健康保険の負担軽減を目指しているものである。
 

[ 2010年4月19日 ]
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