アイコン 若築建設 3月決算/赤字 減損27億円が響く

同社は、工事粗利率が大幅に改善(64億74百万円、10.19%)して増加したものの、販売用不動産評価損14億円を計上したため営業利益9億円(前期比973.0%増加)となった。営業外利益でも持分法投資利益が12億円もあったが、特別損失で固定資産の減損処理を行い▲27億円計上したことにより、赤字になったと説明している。

いつまで経っても山っ気のある会社から抜けない同社である。
販売用不動産は、評価損を14億円計上したところで、まだ127億51百万円の残を有している。固定資産の不動産は94億71百万円(土地+建物)である。若松の広大な土地は販売用不動産に計上しているのであろうか? 西戸崎の土地など早期処分が必要であろう。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年3月期実績
82,416
92
-567
-7,881
10年3月期実績
65,449
994
1,436
-798
11年3月期予想
63,000
1,600
1,700
1,500

[ 2010年5月20日 ]
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