アイコン 5月の飲食店業界②

ジョイフル

(2)ファミリーレストラン
 当カテゴリーでは、客数が1.5ポイント増加しているが、顧客単価が3.1ポイント減少、売上高も1.6ポイント減少している。店舗数も▲1.5%減少している。客数は増加しており、商品構成が顧客ニーズにあっていないのかもしれない。

① 当分野では、洋風レストランの売上高が同比1.2%増加している。客数は3.6%伸んだ 
ものの顧客単価が2.3ポイントも減少、店舗数が0.9%増加していることから、当分野の顧客単価減の影響は大きい。
② 和風レストランは、全滅状態である。売上高は同比6.2ポイントも減少、店舗数(4.9%
減)も客数(4.2%減)も顧客単価(2.1%減)もマイナスである。和風ファンが単価の安いファーストフード分類の麺類に流れているようである。
③ 中華レストランも和風レストランと同様な指数となっている。なかでも店舗数が▲
5.1%減少、客数が0.1ポイントしか減少していないにも関わらず、店舗数の大幅減少が気になる。顧客単価は2.6ポイント減少、結果売上高は▲2.7%減少している。
④ 焼肉レストランも、和風レストランと同様である。景気悪から顧客単価の比較的高い
焼肉は、売上高も同比▲6.2%減少、顧客単価も▲3.9%減少している。客数▲2.4%、店舗数▲2.0%それぞれ減じている。カルビーやロースがホルモンに化けているか、上ロースが並みロースになっているのであろう。
(3)ディナーレストラン
 当分野は比較的リッチ層や女性客により維持され、顧客単価は100.3%と維持されているが、世相を反映して▲2.5%客数は減少している。当分野はチェーン展開している店舗は少なく、小資本による経営が多い。店舗数は▲2.7%減、売上高も▲2.2%減となっている。
 

[ 2010年6月29日 ]
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