アイコン 「ちゃんと。」「いふう」「橙家」などの(株)ちゃんと/民事再生について

(株)ちゃんと
本店所在:東京都港区西麻布1-15-1
代表:岡田賢一郎
設立:2003年9月
資本金:3億9,774万円
経営店舗:
無国籍創作料理「ちゃんと。」(15店舗)
韓式炉端「いふう」(8店舗)
新和食「橙家」(7店舗)など36店舗経営
破綻事由:2月10日民事再生法の適用申請(東京地裁)
申請代理人:島田敏雄弁護士(LM法律事務所、電話03-3239-3100)ほか
負債額:約31億円。
スポンサー:破綻後のスポンサー支援先:豊田産業(株)(愛知県刈谷市)


 
 

同社は無国籍料理が流行していたなか、店舗展開をはかり成功を納め、韓流店舗や和食店舗など展開、一時は80億円近い売上高を計上していた。しかし、長引く消費不況による同業者間の激しい競争から、50億円台を割り込むまでに売上不振に陥った。
そうした事業環境に対して、同社は不採算店舗の閉鎖など行いながらも新規出店なども行っていた。
しかし、店舗閉鎖に伴う財務負担などから、財務内容を悪化させ、金融機関からもそっぽを向かれ、今回の事態に至っている。
 同社に対しては、料理が美味しく、人気もあったとのメールが寄せられており、再建されることを願うのみであるが、同社に対しては豊田産業(株)(愛知県刈谷市)が、破綻前から破綻後の事業譲渡を含むスポンサー契約を締結しており、問題になることも考えられる。まだ、何ボで事業譲渡されるのかも不明であり、計画的過ぎる民事再生法の適用申請となっているようだ。
また、豊田産業が同社の事業を承継しても、不採算店の引き受けは絶対しないと思われる。
代表の岡田賢一郎氏は、今回の責任を取り辞任する。

民事再生法による再建は、最終的には豊田産業ではなく、一般債権者が同社の再建計画を了承するかどうかにかかっている。

最近の民事再生法は何でもありの様相を高めており、今回もそのまま了承される可能性もある。憲法と同じく法律など、適当に解釈してしまう日本人のすごさであるが、契約主義の外国では通用しない。
 

[ 2011年2月15日 ]
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