アイコン 【検索シリーズ】吉野家は牛肉が少ない?/すき家再び250円牛丼販売

すき家、再び250円牛丼=24日から10日間 

・牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショーは22日、期間限定で牛丼並盛り (定価280円)を250円で販売すると発表。牛丼1杯の価格としては業界最安値。
競合する松屋も10月、約1週間にわたって牛丼(同320円)を同価格に引き下げて 対抗す。
一方、吉野家は9月に新商品「牛鍋丼」(同280円)を投入して 客足が伸びているため、牛丼の値下げには追随しない―― とことん客目線になれない空気を読めない吉野家に明日はあるのか。

吉野家 肉 少ない 約 284,000 件 (0.22 秒)

最近、掲示板やブログのあちこちで見かける吉野家の『牛丼の肉が少ない』というコメントと写真。
画像でも検索してみると吉野家の牛丼の画像がかなりの数でアップされている。

実際吉野家は、すき屋等のライバル企業に遅れをとって以来、アクションをおこせばおこすほど泥沼化しているように見える。

牛丼 検索 

牛丼=吉野家の時代の終り 

アメリカ牛が輸入禁止になったおり牛丼の発売休止の日に吉野家が各局で報道されていたのは記憶に新しい。
それほど『牛丼=吉野家』は定着していた。

実際、安いアメリカ牛を使い、「うまい?・安い・早い」を実践し、それが人気の元でもあったのは間違いない。
しかし、それは固定ファンを押さえ、市場のながれを押さえ、人権費・材料費ともに安く押さえていたからだ。
それが(米牛輸入禁止が発端にせよ)一旦客が他所に流れ出し売上が減りだせば、ギリギリまで削っていた様々な諸経費に無理がくる。
製造業なら、日本→中国→ベトナム→フィリピンと安い人件費を求め続ければいい。
しかし、日本の外食産業の従業員に外国人が増えたといっても結局は国内なのでそこまでは削れない。
それが”少ない牛肉を提供する”というカタチで反映されたのだ。

商売=拝金の現代の日本社会

そしてそれは、ただ儲け・利益だけを考えた結果が今の吉野家の現状ともいえなくもない。
取りあえず安い牛丼を・・・なら牛肉を減らし、サービス残業を増やし人件費を削る。
しかし、その”少ない牛肉”を見た客は離れるだろうし、サービス残業で疲れ果てた従業員は、うまい牛丼を提供しようと頑張らないし、辞めた後にそんな吉野家で食しようとは思わないだろう。

同じく、日本国内の雇用を軽視し育てることもせず海外の有望な人材ばかりを求める大企業らも、いつか痛いしっぺ返しがくる。
それは産んだ子供を見捨て、優秀な養子を貰うようなものだからだ。

すでに40代にさしかかろうとしている団塊Jrを若者と呼び、何々離れで誤魔化すには限界がある。
日本の30代~40代が日本企業に対し憎悪すらもっていても不思議ではない。

商売とは何か国のカタチとは何か、岡崎何某が大臣になるような溶けゆく日本ではあるが、もう一度日本企業のトップの方々は考えてはいかがか。

※検索はその時々の旬な話題が上位にあがり膨大な情報がアップされる。
しかし時折その中からマスコミからは聞かれない情報が見つかることもある。
その膨大な情報の波から、それを如何様にとるかはその人次第。

[ 2010年9月22日 ]
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