アイコン 福岡県知事選挙  公明党福岡県連 小川洋氏を内定 自民党蜜月破綻

3月24日告示の福岡県知事選挙に向け、立候補予定者や各党・各派が蠢きあった立候補者選定であったが、確固たる組織票を持ち、福岡の選挙で常にイニシアティブを取ってきた公明党福岡県連は9日、民主党福岡県連が6日に内定した小川洋氏を内定した。小川洋氏に対しては8日、福岡財界も支援することを表明している.一方、公明党と蜜月関係にある自民党の福岡県連は、5日福岡県議会の自民党県議団長の蔵内勇夫氏を推薦することで既に決定しており、今回の公明党福岡県連の小川氏支援内定により、両党の蜜月関係は崩れることになった。
これで、もしも自民党支援候補が負けた場合、福岡県連の新委員長の責任問題にも波及するものと思われ、これまでにない激しい選挙戦が繰り広げられるものと思われる。

これまでに立候補予定を表明している人は、
蔵内勇夫氏(福岡県会議員、自民党県議団長) 自民党推薦
小川洋氏(元特許庁長官、元内閣広報官)   民主党内定、公明党内定、福岡財界支援
谷口博文氏(元九州財務局長、九州大学教授)
田村貴昭氏(元北九州市会議員)       共産党支援

いくら戦いが熾烈を極めようと、県民不在の戦いであってはならない。主権在民。

福岡知事選挙では、自民党福岡県連(古賀支部)が支援した古賀市長のような人物はいない。

なお、自民党福岡県連は10日、来る福岡知事選において、5日蔵内県議を推薦することで決定したが、財界や盟友の公明党まで離反した今、同時に行われる県会議員選挙への影響なども考慮して、蔵内県議の立候補を見送るべく検討に入ったというニュースが流されている。
ドタバタ劇で終わりそうな雲行きである。ここまで追い込まれたら負け戦も等しく、勝ち馬の小川氏に乗った方が、いろいろな面から得策だという判断が生じたものと思われる。

しかし、このドタバタ劇の総括は、自民党福岡県連内部で必要となろう。
60歳以上の関係者は、権謀術数には長けていても時代には付いていけず、ご意見番までの役回りが大切かと思われる。時代は急激に変貌を遂げようとしている。
 

[ 2011年2月10日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサードリンク

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •