アイコン 福岡県知事選  福岡財界のドンが小川洋氏で動いた

九州の財界では、どうしても福岡の財界が突出している。それも九州電力が他を圧倒。政府や各省庁幹部が九州財界に接触する時には、まず九州電力への挨拶となっている。当然、情報も九電へまず流されるのだが、そうした九州財界のドン九電の松尾会長が、4月の福岡県知事選で動いた。

福岡のトップ企業22社を、8日午前7時からホテルに集め、福岡県知事選における小川洋氏支援を決定した。これまでの選挙で、福岡財界の動きがこれほど注目されることはなかった。しかも財界自らが支援組織を11日までに立ち上げるとこれまで以上の動きを行うとしている

当然、自民党福岡県連が推薦決定した蔵内氏(県議、福岡県議団長)に対しての動きである。
蔵内氏や自民党県連会長の武田衆議は、福岡財界に対して、支援要請も含めた挨拶に行く予定であったろうが、福岡財界はそれを制する形で、先に小川支援を表明したのであった。

福岡財界は、県連会長人事や今回の知事選推薦のゴタゴタ劇に対して、時代が変わる中で、自民党福岡県連の動きに閉口してしまったのであろう。

また、財界に続き、前回知事選で自民党の支援を受けて当選した麻生知事も、財界が小川洋氏支援表明を受けて身が軽くなったのかその夜(8日)、後輩(共に通産省・特許庁長官歴任)である小川氏支援を表明した。

小川洋氏は、6日の民主党福岡県連の選考委員会で、福岡知事選での支援が内定している。

自民党福岡県連は、財界から逃げられ、麻生知事にまで逃げられ、先が思いやられる。
  
 
福岡知事選では、これまでに蔵内氏、小川氏のほかに、谷口九大教授(元財務官僚)や共産党支援の田村氏(元北九州市議)が立候補を表明している。

有力政党で態度を表明していないのは組織票を持つ公明党と人気のみんなの党である。

いつまでたっても菅違い政権のように福岡の政治も時代の変化はないようだ。
 

[ 2011年2月 9日 ]
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