アイコン 混迷深める福岡知事選挙② 福岡財界・県議会4会派・民主党

福岡財界も会合を開き、自民党に推薦願いを出しているお三方について話し合われた。気になるのは、お三方のうちには、政策もはっきりしない人がいるとしているところ。誰をさしているのか検討は付くが、財界の方にそうした印象を与えては、人的支援も銭の支援も望めないだろう。

 県議会の主要4会派(民主党含)は、県知事選立候補者について会合を持ち、TPPには慎重姿勢の候補者、麻生知事の政策を継承する候補者を選定することで合意に達したと報道されている。
この4会派には、民主党も含まれている。民主党は先手必勝とばかり、候補者選定作業に入ったと前県連会長時代には、報道機関に候補者をリークして報道させたものの、その県連会長も11月交代して、1月30日の会合では谷口氏に軸を置き検討するとコメントしている。 

官僚上がりで財界に人気のある谷口博文九大教授は、民主党にも推薦願いを出しており、民主党が先に谷口氏で決定しても、自民党が相乗りする可能性もある。しかし、自民党は1月30日に会合を持ったものの、次回に、推薦願いを出しているお三方と面談するとしており、まだなかなか決定しそうにない。
ここまで決定打が打てない民主党であり、福岡県知事選では自民党と民主党が仲良く谷口氏を同日に決定する可能性が非常に高くなってきている。
 
誰に決定しても麻生知事が言う県民党ならよいが、麻生元首相や古賀誠シャンの名前ばかりが水面下であがり、国会議員の派閥争いに関係ない候補者が、知事として相応しいことからも谷口氏が有力視されよう。

 民主党の菅違い政権は、TPPを「元気な日本を復活させる」の切り札にしており、即調印派である。そうした民主党員がTPPを反対できるのだろうか。また、TPPについて地元財界は田舎で決定されることでもなく、知事候補者のTPP反対を無視するのであろうか。

新知事にお願いしたいことは、税金の無駄使いを止めてもらいたいことと香椎幼稚園ぐらいである。
 

[ 2011年2月 2日 ]
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