アイコン 5月の飲食店業界③

ドトール(4)喫茶店
 喫茶店はよく利用するが、以前のような純喫茶での待ち合わせは殆どしなくなった。また、そうした店もめっきり少なくなった。最近駐車場の関係でよく利用するベローチェは、スターバックスなどと比較してもかなり安く、客もびっくりするほど多い。所詮行きたい時や待ち合わせに利用する場であり、近場の安い喫茶店となる。売上高は同比▲0.2%減、顧客単価▲1.5%減、客数は1.4%増加、店舗数は▲0.4%減少となっている。都心部では昼間、ビジネスウーマンや主婦層の客が意外と多い。 

(5)居酒屋
 居酒屋は、若い人が進出したがる商売である。しかし、オープンしたては客数も多いが、付き合いもそれまで、その後はジリ貧に陥り、借金だけ残し閉店するパターンを繰り返す。
大手居酒屋チェーンは、組織的な経営をして不況を乗り越えている。どんな不景気な時にも儲かっている店舗は必ずあり、チェーン店ではそうした店が多いほど底力を持つ。
 全体の売上高は93.6%と6.4ポイントも大幅減少、客数94.6%、客単価98.9%となっている。しかし、店舗数だけは101.8%と増加。
今は昔と違い、口コミはメールで拡がる時代。顧客満足度が高ければ、「いつものとこ」とか「一度行ってみよう」と思う客で居酒屋も忙しい。

昨年5月は、リーマンショックが襲い、不況の先が見えないほどのどん底状態、そうした昨年より、売上高は、3月98.4%、4月は99.5%、5月は98.3%と飲食店業界は悪化し続けている。国の経済は底離れして回復基調にあるとされるが、消費者段階では、不況は深刻さを増しているのが現実のようである。
 

[ 2010年7月 1日 ]
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