アイコン 北九州の製造業の景況大幅改善/日銀

日銀北九州支店が発表した短観・企業短期経済観測調査によると、北九州地域の企業の景気判断は、中国を中心としたアジア向けの輸出が好調で生産が増えていることなどから、製造業が大幅に改善するなど、景気の回復傾向を示している。

四半期ごとに行われる短観・企業短期経済観測調査で、今回は、北九州地域の129社を対象に調査が行われた。それによると、景気の現状について「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を引いた差は、製造業と非製造業を合わせたすべての産業でマイナス7ポイントと、前回、3ヶ月前の調査より14ポイント改善。
このうち、製造業は、中国を中心としたアジア向けの輸出が好調で、生産が増えているため、プラスマイナス0で、前回の調査より26ポイントの大幅な改善となった。
製造業でマイナスを抜け出したのは、景気がリーマンショックで世界的に一気に悪化し始めた2年前の9月の調査以来、7期ぶりで、製造業を中心とする北九州地域の景気の回復傾向を示す形になっている。
 

[ 2010年7月 2日 ]
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