アイコン 福岡女子大、卒業生を利用して幼稚園の財産を強奪?

投稿者 = 公益法人は私物じゃない

幼稚園香椎幼稚園を運営する学校法人筑紫海学園が、今月、理事会と評議員会で学校法人の解散を強行に決議したことが明らかになった。
 理事会、評議員会ともに福岡女子大学同窓会が数で反対意見を押し切る形で強引に解散を決めてしまったとのこと。

解散を決めた理事会の直前に、教職員と保護者らから移転存続の具体的なプランが理事長に出されたにも関わらず、それを無視して理事長は慌てて解散の決議という暴挙に出た。
 移転のプランでは、いくつかのプランが示され、移転候補地や建設費の見積もり資料などが示され、今学校法人が持っている預金2億円があれば借入金なしで存続が叶うという案もあったといわれる。地域の企業からの協力の申し出の内容も盛り込まれ、いろんな想いが詰まった提案書であったはずだが、理事長にとっては見てはいけない困ったものだったようだ。
 学校法人筑紫海学園の理事長は、テレビや新聞で、香椎幼稚園の閉園の理由について、移転不可能、経営難などを挙げていたが、今月の動きで、それらは嘘で本当の理由は、「福岡女子大学に幼稚園にある財産を移したいから」だということがはっきりした(地域の存続運動の盛り上がりで、移転が可能な状況が作られ、今では閉園する理由はなくなっている)。
 福岡女子大学同窓会は、「同窓会はもう幼稚園をやりたくないんだから潰して何が悪い」「女子大にお金を持って行って何が悪い」と言わんばかりの開き直り、暴挙という姿勢をとった。
 理事長は、報道機関に自らきちんと閉園の理由を訂正して述べるべきだろう。嘘のまま逃げ切ろうというのは公益法人の長として許されることではない。また、財産を女子大に持っていくという拘りの強さ、頑固さに、何か不正が絡んでいるのではないかとの声も出始めた。
 知事も議会も、福岡女子大学改革には何かと歯切れが悪い。幼児教育に使われるはずのお金が誰の思惑でどこに行こうとしているのか、納得できる説明がなされるべきだが、納得できる説明など誰も考えつかないという理解しがたい事態である。

[ 2010年7月20日 ]
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