アイコン 大日本印刷/版権制覇へ 雄松堂書店をCHIが傘下に

出版業界も電子書籍の本格登場で、整理淘汰されるのも時間の問題となっているが、紙媒体の権化である大日本印刷が、大きく方向転換を進めている。
足元の定まらない丸善を買収、図書館流通センターを買収して持株会社CHIを設立、ジョンク堂も傘下に置いた。さらに学術書に強い雄松堂書店を傘下にした。雄松堂書店も既に大日本印刷が個別に傘下にしており、簡易株式交換でCHIに移籍させたもの。

印刷会社は、印刷するにも原稿がなければどうにもならないが、原稿を印刷する必要性が今後ますます減少していく、会議も既に電子書籍による会議に替わっていっている。そのスピードは、携帯電話の普及と同等のスピードとなろう。
早い話が、印刷業界は、原稿そのものの販売権利を持つコンテンツ産業に変化しなければ生き続けられない時代に突入している。
カメラ屋さんは、石炭産業と同じく既に淘汰された。カメラはデジタル化し簡単に自宅で印刷できるか、印刷しなくていつでも閲覧できる状態となった。カメラも家電量販店やネットで夜中でも購入でき、カメラ屋さんが町から消えた。

既にパソコンの圧倒的普及で印刷は、コスト的に量がある分に限られ、紙・原稿⇒印刷⇒印刷物という流れが根本から変化してきている。コピー機も含め印刷業界は電子書籍に取って代わられる日は目前となってくる。
最後の砦、商業印刷が減少ともなれば、いいよい印刷業界は新聞社も含めネット世代への世代交代も進み、20年後・50年後必ず消滅に向かう。
情報を発信する大元の商品価値がますます高まっていく。


 

[ 2010年10月21日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
この記事を見た人は以下も見ています(買収、)
スポンサードリンク