アイコン 久留米市六ツ門町新世界/西鉄+大京の分譲マンション起工、西武建設+東海興業JV

西鉄+大京や久留米市の民間再開発組合「新世界第一期工区優建事業推進協議会」が、市中心部の六ツ門町の新世界地区約3,200㎡の一部に計画しているマンション(地下1階、地上19階)の起工式が、29日建設予定地であった。

建物は、分譲マンションファミリータイプ158戸と店舗1及び1階駐車場を予定、工期は約2年。施工は西武建設+東海興業のJVが工事を受け持つ、総事業費は約34億円、国の優良建築物等整備事業を活用し、市と国が約9億70百万円を補助する。
久留米市の六ツ門は、JR駅と西鉄駅の各久留米駅の中心に位置するが、ダイエーが閉店、井筒屋百貨店も退散して久留米市を象徴するがごとく暗くなっていた。
しかし、ダイエー跡地が「くるめりあ六ツ門」としてオープン、残る課題は道路を隔てた東側に位置する新世界地区にあった。バブル当時から開発が期待されてきたが、新世界地区は極小に区分された戦後直後の建物が立ち並び、道路に車も入れない状態で、防災面からも再開発が望まれたものの、権利が複雑でこれまで実現されなかった。
ところが、筑後地方の中心的存在の久留米市も福岡市のベッドタウン化するも、西鉄久留米駅前から六ツ門へ続くアーケード街が、福岡市へと買い物客が流れ、空店舗率が2割を超す寂れたものとなり、いよいよ六ツ門地区の再開発が待ち望まれた。
そうした久留米市に起爆剤となったのが九州新幹線、JR久留米駅が改築され、周辺は建設ラッシュとなり、マンションやホテルが数多く建設されてきた。そうしたなかで暗いイメージしかなかった新世界もいよいよ再開発が動き出した。
地盤沈下著しい久留米市や同地区のこうした浮上により、今後アーケード街も回復して来るものと期待されている。 
また、新世界地区の第二期工区や久留米井筒屋跡地の再開発にも好影響を与えるものとなる。
 

[ 2010年10月 1日 ]
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