コクヨ/中間期 低空飛行続く
同社の中間期は、ノートや事務用品のステーショナリー事業は、売上高が1,126億円(前年同期比3.6%減)となり、高付加価値商品の売上増等により営業利益は58億円(前年同期比45.3%増)と増益に。海外事業は、ベトナムではホーチミン支店を新設し、販売チャネルを積極的に開拓する等、現地ノート市場のシェア拡大。中国ではデザインを一新したノートの投入や、復坦大学日本研究センターと共同開発したノートを発売するなど商品ラインアップを拡充すると共に、マーケティング活動を積極的に展開した。
また、中国の上海地区で展開しているオフィス通販「Easybuy」は、中国政府による外資へのネット通販が解禁されたことを機に、カタログ通販からネット通販へ移行するとともに上海銀行と連名でクレジットカードを発行し、新規会員の獲得を一層推進した。
オフィス家具の売上高は775億円(前年同期比0.9%減)となり、筋肉質化による販管費削減等により営業損失は12億円。
内装工事の売上高は、92億円(前年同期比7.9%減)となり、営業損失は4億円となった。ヤマダ電機の出店テンポが、全国をほぼ網羅したことから鈍くなっており、内装工事を担う同社も落ち込んでいる。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
10年3月期第②四半期 | 205,319 | 1,069 | 1,447 | 140 |
11年3月期第②四半期 | 199,541 | 4,109 | 4,137 | 1,030 |
前期②比 | 97.2% | 384.4% | 285.9% | 735.7% |
11年3月期通期予想 | 262,000 | 3,500 | 3,500 | 800 |
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