アイコン 九州各県の分譲マンション開発状況③/大分県 2010年10月

大分県での分譲マンション開発は、殆どが大分市で開発され、時たま別府市や日田市で開発されてきた。現在開発や販売されている物件は9ヶ所あるが、大分市が8件、別府市1件となっている。大分市は埋立地に新産業都市として大手企業の工場が進出してきている。そのためリーマンショックでは大分にかなりの影響が出た。大分県の鉱工業生産高指数は平成20年10月103から21年1月76.7(平成17年:100)まで急激に落ち込み、かなり回復してきたものの、まだ本調子ではない。そうした経済を背景に戸建住宅着工も分譲マンションも急激に減少した。(大分市は人口474千人、周囲人口は別府市や由布市などで約200千人) 

マンション開発状況

分譲マンションは06年には年間782戸、07年852戸、08年992戸と増え続けたが、リーマンショックで09年は172戸まで急落した。本年は8月までに238戸と昨年より増加はしているが、以前とは比較にならない。当然リーマンショック以前に着工された07年から08年にかけての過剰とも思えたマンションは、08年から09年にかけて完成、既にいろいろな手法も含めて完売しており、完成在庫は4棟の39戸(判明分のみ)と驚くほどの軽さとなっている。そうしたことから、現在工事中物件が4棟計332戸ある。

マンション開発状況

<ダックス再び明野に登場>
同社は2005年現平崎体制となり、驚異の竣工前完売を続けている。それは06年大分市明野で開発した分譲マンションから始まっている。明野では2棟、森町と竣工前に完売を続け、販売好調に他のデベロッパーが大分市に押し寄せたことから一端離れて国分市へ、それも完売、熊本の2棟を立て続けに竣工前完売してきている。
同社は竣工前完売するという商品企画力と商品力及び営業力とを誇っている。そのため要請のある販売代理の仕事も請けており、再販物件も扱う。大分市では第一交通産業のグランドパレス新川及びグランドパレス王子中町の2棟を途中から販売代理を引き受けている。
今回再び明野に開発する。熊本市のパレスト光の森ソラリス60戸も難なく竣工前完売したが、当物件より太陽光発電を取り入れたエコマンションでの販売となっている。パレスト明野の杜ソラリス(56戸)もソラリスと名が付くとおり太陽光発電のエコマンションとなっている。大分県では太陽光発電付きマンションは珍しく商品付加価値もあり、今回も竣工前完売となろう。

クリック ⇒ 大分県の分譲マンションの販売状況
 

[ 2010年10月 4日 ]
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