アイコン 日本百貨店協会/10月の全国百貨店売上高32ヶ月ぶりの増加

I.概 況
 1.売上高総額:5,121億円余
 2.前年同月比:0.6%(店舗数調整後/32ヶ月ぶりプラス)
 3.調査対象百貨店:91社 261店(平成22年9月対比-1社+1店)
 4.総店舗面積:6,465,711m2(前年同月比:-1.9%)
 5.総従業員数:93,481人(前年同月比:-5.9%)
 6.3か月移動平均値:3-5月-3.1%、4-6月-4.0%、5-7月-3.1%、
6-8月-3.5%、7-9月-3.1%、8-10月-2.5%
[参考]平成21年10月の売上高増減率は-10.5%(店舗数調整後)

【10月売上の特徴】
 32ヶ月ぶり(‘08年2月/+0.9%以来)に、前年同月比プラスとなった。
 10月は、円高・株安など景気や個人消費への懸念材料もあったが、記録的な残暑がようやく落ち着いて、秋物商材が活発に動いたことや、下旬からの冷え込みでコート等の冬物重衣料にも伸びが見られ、主力の衣料品が前年を上回った(40ヶ月ぶり)ほか、東京や名古屋を中心に大都市部の業績回復(10都市+1.1%)が押上げ効果を発揮したこと、また、プロ野球優勝セールをはじめ各種催事の積極展開が集客に寄与したことなどが重なり、最終的には2年8ヶ月ぶりに前年実績を上回る結果となった。
3か月移動平均値(基調傾向)も減少幅を改善している。

何はともあれ、増加したことはいいことだ。

 

[ 2010年11月25日 ]
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