アイコン 新長崎市民病院が14億円も高い大成建設Gに決定したことに対する監査委員会(1)

 新長崎市民病院の入札で、最低価格を出した清水建設Gより14億円も高く出して落札した大成建設Gであるが、全国的に見ても100億円台の入札で、これほどの差があり落札できた入札案件は稀である。

長崎市監査委員会報告書に基づき、今後、数回にわたり記載していく。以下原文。
住民監査請求において、監査委員は、市民に代わって疑問点を明らかにする役割を担っている。
新長崎市民病院PFI事業のように選考過程そのものに疑問が呈された場合には、監査対象部局は、監査委員が求める資料を提出し、市民に対して説明する責任を果たすべきものと考える。
私ども監査委員は、落札候補者の決定に係る審査会委員の個別配点と集計資料の提出を病院局へ要求し、
① 他の審査会委員に比べて特定の業者に対する配点傾向に異常性のある審査会委員の 
有無、
② 各審査会委員の配点の集計が適切になされて、審査会へ報告されているかについ
て、
検討しようとしたが、病院局より「審査会において、率直な意見の交換が損なわれないように委員個人の採点については、非公表とし取り扱っていること、さらに、各審査委員のそれぞれの採点結果で審査をしていないことから提出しかねる」との理由により同資料は提出されなかった。

そのため、必要な事実の確認が困難となり、今回の監査の結果を出すことができなかったものである。
以上、長崎市監査委員会の原文。

行政を取り仕切る長崎市役所に対して、無力の市民が、新長崎市民病院の落札に疑問を持ち、住民監査請求を監査委員会に提出、監査委員会に受理された。
監査委員会は、その疑義内容を確かめるべく、長崎市に対して、調査しようとしたが、長崎市は長崎市監査委員会の調査権に基づく調査に対して、理由をあれこれ付け、公開・非公開を問わず、拒否している。
 

[ 2010年12月24日 ]
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