アイコン 新日本チューブ工業(株)の破綻について

新日本チューブ工業(株)
所 在:兵庫県尼崎市西字喜左衛門新田1785-24
代 表:上野 猛
設 立:1959年10月
資本金:4800万円
従業員:80名
業 種:医療用容器・包装用アルミチューブ製造
販売先:味の素、味の素製薬、アボットジャパン、アルテコ、科研製薬、沢井製薬、大塚製薬、第一三共プロファーマ、資生堂、田辺三菱製薬など多数
新工場:完成:2008年、構造:鉄骨造4階建、延面積:3368.86m2
破綻事由:事業停止、自己破産申請準備
負債額:約15億円
代理弁護士:中森亘弁護士(大阪市中央区北浜1-8-16、北浜法律事務所、電話06-620-9527)

医療用アルミチューブの容器及び錠剤用アルミシートを製造していた新日本チューブ工業は、1月5日負債額約15億円を抱え、事後処理を中森亘弁護士に一任して事業を停止した。自己破産申請の予定。
同社は上述の通り、新本社工場を2008年に完成させたばかりであった。しかし、医療薬品業界を取り巻く環境は、数度にわたる薬価基準の見直しなどで激変するなか、単価安要請や医薬品メーカーからの受注も不振に陥り、更に新工場の負担が直撃して今回の事態に至ったものである。
最新鋭の新工場を武器にできなかった同社経営陣の問題である。これまでの取引先に単価安の要請に応えながら、新工場の稼働率向上を目指していれば、今回の事態は回避できたかも知れず、資金繰りに追われ営業にも力が入らなかったものと推察される。

新日本チューブ
[ 2011年1月 7日 ]
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