アイコン (株)鷲野建材の破綻について

破綻企業:(株)鷲野建材
所在地:静岡市葵区長沼2-15-10
事業所:藤枝市、静岡市
代表者:鷲野潤一郎
設 立:昭和27年12月
創業:昭和22年12月
資本金:2,000万円
株主 :鷲野五郎、鷲野潤一郎ほか
従業員:23名
業 種:セメント、生コン、土木資材、左官材料、住設機器
取引銀行:静岡(呉服町)、清水(静岡)、静清信金(研屋町)、三井住友(静岡)
既存の仕入先:住友大阪セメント、中部生コン、大井川興業、INAX、松下電工、NI  
PPO、吉野石膏、クボタシーアイ、静岡県セメント卸協同組合ほか(以前取引のあった企業)
既存の販売先:三井住友建設、前田建設工業、平井工業、丸政建材、横山商店、中部生コンほか

破綻状況:5月13日事業停止、自己破産申請の準備に入った
委任弁護士:小林雄資弁護士(たちばな法律事務所、静岡市葵区呉服町1-4-6 松浦ビル、電話
054-272-1505)
負債額 :約8億円。

同社は昭和22年12月創業、昭和27年12月法人化された地元では老舗の建設資材卸会社。地元では多くの実績を誇り、大手セメントメーカーなどの代理店を務め、生コン・セメント、住宅設備機器、土木資材、左官資材など手広く扱い、住宅設備機器などは工事も行い、ピーク時には大手ゼネコンから地元建設業者まで幅広い顧客層に対して30億円以上の売上高を計上していた。
しかし、サブプライムローン問題が深刻化して、一時建物が殆ど建たないほど建築現場の落ち込みを見、同社も平成18年9月期には10億円弱の売上高まで急落、赤字に陥った。その後も建設不況は続き、取引先の支援も限られ、それまでに溜め込んだ資産も吐き出しながら、営業を継続させてきたが、先行きの好転見通しも立たず、資金繰りにも限界が生じ今回の事態に至った。
大手セメントや住設機器のメーカーは、支援してくれるどころか、自らの売上と利益捻出に没頭し、代理店などの面倒を見るようなメーカーはなくなっている。
 

[ 2011年5月18日 ]
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