アイコン 日本出版印刷(株)の破綻について

破綻企業 :日本出版印刷(株)
本店所在地:愛知県名古屋市中村区佐古前町12-34
代 表  :渡辺広志
1958年(昭和33年)6月創業、59年(昭和34年)9月
設 立  :昭和34年9月
 創 業 :昭和33年6月
資本金  :9,000万円
業 種  :商業印刷(折込チラシ、カタログ、ポスター、パンフレット、会社案内)
従業員  :55名
年 商  :(平成22年5月期)約16億円
取引銀行 :三井住友銀行(名古屋)、三菱東京UFJ(中村)、愛知(本陣)、大垣共立(中村)、中小金融公庫(名古屋)
既存の仕入先:日本紙パルプ商事、東洋インキ製造ほか(以上、過去取引のあった先)
既存の販売先:大日本印刷、グッドウイル、ディーアンドエイチほか

 

破綻状況:6月10日事業停止
事後処理:梅村真紀弁護士(愛知県名古屋中区錦3-2-4、電話052-962-4663)ほかに一任。
負債額 :約12億円が見込まれている。
 
同社は、昭和33年創業の折込チラシやカタログ、ポスターなどの商業印刷のオフセット印刷業者。デザインから製本まで一貫生産を行い、コストダウンをはかり薄利多売で売上高を伸長させ、平成18年5月期には約21億円の売上高を計上していた。

 ところが、リーマンショック以降、それまで好調に推移してきた名古屋経済も自動車産業が販売不振に陥り、他産業も不景気から広告費節減に動き、同社の売上高は平成22年5月期には約16億円まで減少、石油価格の上昇からインキ類が値上がりして、売上減もあり大きな赤字を生じた。その後も受注は回復せず、工場や印刷機にかかわる借入金も大きく、そうした借入負担も重く資金繰りに窮していた。

 こうした状況下、本年4月に破綻したハギワラシステムに66百万円の焦げ付きが発生、更に5月中経高速印刷に6百万円が焦付き、資金繰りをさらに悪化させ、同社は資金繰りに限界を生じて今回の事態に至った。
 

[ 2011年6月14日 ]
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