アイコン チュニジア大統領国外逃亡/大畠大臣カス掴み?/三井造船・大成建設

ベンアリ大統領アル・ジャジーラは14日、北アフリカ・チュニジアの独裁政権ベンアリ大統領が国外に脱出逃亡したと報じた。
 高い失業率、物価高騰が続き、国民に不満が鬱積、その矛先が1987年から続く独裁政権の大統領に向けられ大規模デモが頻発していた。そうしたことから13日大統領には、事態収拾のため、2014年の次期大統領選への不出馬を表明。それでもデモは収まらず、首都チュニスなどでデモ隊と警官隊とが大規模衝突、14日には全土に非常事態宣言が出されていた。

三井造船と大成建設、チュニジア共和国向け太陽熱複合発電設備の実施可能性調査を受託

2010年12月、三井造船と大成建設は共同で、NEDOから公募された国際エネルギー消費効率化等技術普及協力事業 技術実証事業の技術実証事業FS実施者として採択されたと発表された。
当プロジェクトは、大畠経産省大臣、村田NEDO長が、第2回日本・アラブ経済フォーラムにおいて、チュニジア開発・国際協力省ジュイニ・チュニジア大臣、チュニジア産業・技術省シェルビ・チュニジア大臣と合意した太陽熱発電に関わる共同プロジェクトの開始に関する合意に基づき始めるとし、チュニジア国南部のエルボルマ地区に、5MWe規模の集光型太陽熱発電と20~40MWe規模のガスタービンコンバインドサイクル発電との複合発電プラントを建設、日本政府の援助により実現を目指すプロジェクト。
 
当プロジェクトに三井造船・大成建設が参画することは、12月発表されたばかりである。
大統領逃亡で同国では大きな政変劇はなさそうであるが、そうした問題のある独裁国家に対して、大畠大臣や村田NEDOの当プロジェクト推進は、何かおかしいのでは・・・?

も少し先を考えなけなしの税金であるODA資金を使用してもらいたいものである。(同国の次期政権次第では、当プロジェクトは動いたとしても、前政権の案件として新政権は本音では恩を感じないだろう。)

20年以上独裁政権を続け巨万の富を得ているベンアリ大統領を、逃亡先では歓待する国がある。また日本も彼の独裁体制を経済協力と称して支援していた。

 

[ 2011年1月15日 ]
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