アイコン めざましい中国人のブランド志向 福岡でも

経済が急成長している中国で、ルイ・ヴィトンなどのブランド品やアウディなどの高級車を買い求める富裕層が急増しているという。
日本に買い物に来る人たちは、いろんな層がいるようだが、そうした観光客にもブランド品+made in Japan品に人気があるようだ。
先般、福岡の高山の質店(姪浜店)には、多くの中国観光客が訪れていた。店員さんに尋ねたところ、昨年から多くなっているという。店側も中国語が話せる人を置き対応しており、中国人は「ワァーワァーギァーギァー」とウルサイが大量に買っている。
高山質店では中古品から新品まで多くのブランド品のバック類や日本製時計・電化品を置いており、中国人観光客の買い物コースに認定されているようだ。
福岡市には、飛行機のほか観光船でも多くの中国人が訪れている。

日本政府観光局によると、平成22年の訪日外国人861万2千人(速報値)のうち、中国人(台湾・香港を除く)は141万3千人で、韓国人に次いで初めて2位となった。

投資会社CLSAアジアパシフィックマーケッツグループは、中国の百万長者は過去10年で50%増え、その大部分を40歳以下の層が占める。この層は派手な生活を好み、ヴィトンのバッグを持ってリシュモングループのブランドの腕時計をはめ、ドン・ペリのシャンパンを飲んでアウディの車に乗る。
 この現象に投資家も注目。投資ファンドはカルティエなどのブランドを傘下に持つリシュモンやフォルクスワーゲンを組み入れ、BMWやダイムラーにも注目しているという。

 中国国内だけでなく、中国本土より約30%安い値段で買い物ができる米ニューヨークの五番街や欧州各地でも売り上げの多くを中国人が担う。
ロンドンにあるルイ・ヴィトンのブティックは、最近、商品が底を突くのを避けるために、やむを得ず1人3点までという買い物制限を導入したという。

 CLSAの予想によると、中国の高級品市場は今後10年で世界最大規模となり、世界の売り上げに占める割合は現在の15%から2020年までに44%に増える見通しだ。

 CLSAによれば、ヴィトンにとって既に中国人は最大の顧客になっており、富裕層の拡大に伴ってさらに売り上げの増加が見込まれる。政府が人民元の引き上げを容認すれば輸入品の値段が下がり、さらに弾みがつく可能性もある。

 ブランド企業への投資も景気低迷で一時的な落ち込みはあったが、長期的には手堅いとみられている。次に注目を浴びるのはイタリアのプラダかもしれない。同社は先月、香港株式市場に上場する計画を発表している。

まさに、チャイニーズの富裕層の現状は、バブル期の日本人を彷彿とさせる。

[ 2011年2月23日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサードリンク

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •