アイコン (元?)昭和自動車グループの唐津ゴルフ倶楽部の債権者説明会

1月21日唐津市民会館大ホールで開催された1月14日経営破綻した「唐津ゴルフ倶楽部」の債権者説明会が開催された。会場には、約300名の主にゴルフ会員の債権者たちが詰め掛けた。

 昭和自動車グループの中核企業である昭和自動車の代表取締役社長が、代表を務める唐津ゴルフ倶楽部の民事再生法の適用申請による破綻は、会員の多くの期待を裏切るものとなった。ゴルフ会員は当然、天下の昭和自動車の信用から会員権を購入し、また2000年5月に償還を迎えた会員権の預託金据置期間10年延長を承認したのであった。
破綻すると分かっていれば、この間に会員権を市場で売却する手立てもあったが、現実は紙切れになってしまった(今後、利用権発行か)。

 質疑応答では、そうした昭和自動車への非難が集中した。
 破綻した唐津ゴルフ倶楽部の代理人の弁護士は、今後について、受皿会社として一般社団法人を設立、その社団法人が当ゴルフ倶楽部の株式を取得して、再建させる案を示した。

 昭和自動車もこうした問題が生じる前に、唐津ゴルフ倶楽部の代表を変えておけば、ここまで昭和自動車の信用や名前を毀損することもなかったであろう。
昭和自動車は、唐津ゴルフ倶楽部を昭和自動車のグループ企業として(破綻後も)掲載しており、一般債権者への責任は免れられない。

 昭和自動車もこうした問題には疎いようで、顧問弁護士や法務部(なければ総務部)のお粗末さを露呈したまで。

 ゴルフ場関係者は以前、売上高が最低4億円なければ、コースのメンテナンス維持ができないと話していたことがある。不景気でゴルフ人口や行く回数が減り、また、福岡からも離れ、預託金の償還問題だけではなく、今後の経営自体も心配される。
その解決策は、せいぜい昭和自動車グループ関係者が率先して当ゴルフ場を利用することしかない。(グループから離れれば、昭和自動車関係者の利用が減ることも考えられる。そうすれば、ますます経営が窮地に陥る)

JC-NETで前回指摘したからか、いつのまにか、昭和自動車のHPにおいて、昭和自動車グループから唐津ゴルフ倶楽部の名が消えた。

[ 2011年1月22日 ]
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