アイコン 破綻解説  日本ハード技研㈱

日本ハード技研(株)
本社:京都府八幡市上奈良長池91
本社工場:本社同
M/C工場(第二工場):京都府八幡市上津屋中堤158番地
大阪工場:大阪府門真市下馬伏18番地2号
代表:福田 進
設立:昭和57年1月
資本金:1000万円
業種:金属・機械部品加工
従業員:42名
既存の仕入先:奥野鋼材、朝日熱処理工業、三晃精密、イーティーエムエンジニアリング、立花エレテック等
既存の販売先:大日本精機、モリテックスチール、坂本金型製作所、ミツワ電機工業所、大阪中西金属
       エクセディ、タカラスタンダード等
破綻事由:自己破産
負債額:役9億5,000万円。

同社は1月24日、京都地裁から自己破産の開始決定を受けた。破産管財人には三野岳彦弁護士(京都市中京区河原町二条南西角河原町二条ビル5階、京都総合法律事務所、電話075-256-2560)が選任されている。
 同社は、昭和51年12月に大阪府寝屋川市で創業、昭和62年5月に枚方市に本社工場を移転開設、平成元年12月門真工場を開設、平成10年5月現在地に本店を移転、平成16年5月に八幡市内に第2工場を開設した。同社代表は機械好きのようで、高精度ワイヤー放電加工機DWC150SZ、高精度マシニングセンターV55(牧野フライス製)、高精度マシニングセンターV33。3D・CAD/CAM・Neo Solide、高精度マシニングセンターMEGAⅢなど高性能機械を導入していた。 
しかし、売上高は2008年3月期7億円台、2010年期にはリーマンショックの影響もあり、3億5,000万円にとどまっていた。
当然、第2工場の開設のための借入資金や機械類のリース負担などが経営を圧迫、一方材料費の高騰などもあり、採算も割れ続け、2010年期には1億1000万円の赤字も露呈して債務超過に陥り、経営危機に陥るなか、業況の改善も見られず、今回の事態に至った。
売上高が半減するほどのリーマンショックの影響であったが、元々借入依存体質にあり、新工場建設などが経営の足を引っ張った。

日本ハード技研 

[ 2011年1月26日 ]
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