アイコン 京阪神建設(株)の破綻について

京阪神建設(株)
所在地:兵庫県西宮市宮前町8-41
代表者:杉本正滋
設 立:1958年10月
業 種:土木・建築工事業
資本金:3,000万円
従業員:16名
年 商:(2010年4月期)約7億円
取引行:尼崎信金、三井住友銀行、みなと銀行
既存の仕入先:東神金商、コーヨー、トルメック、正光建設工業、尼京連接、カンキ、イケニシなど
既存の販売先:国交省など官公庁、阪神高速道路、都市再生機構、ダイドーコーポレーションほか
破綻事由:1月30日事業停止
委任弁護士:吉水三治弁護士(大阪駅前第3ビル21階、電話06-6342-0545)に自己破産申請を一任。

同社は1958年10月、土木工事や建築工事の請負を目的に法人化された会社。ピーク時の売上高は、バブル崩壊後の財政投融資による景気刺激策が講じられていた1997年9月期の年商約18億円であった。しかし、その後、財政赤字により官庁工事の発注量が大幅に減じ、2010年4月期には約7億円まで落ちた。
この間、官庁工事である土木工事の受注減少から、民間工事の建築工事も力を入れたが、競争も厳しく低採算に終始した。主力の土木工事は、ますます競争が激化して採算を悪化させ、今回の事態に陥った。

同社の2010年4月期の財務内容は下記の通りであるが、自己資本が2億89百万円、同率27.4%もあった。ところが、こうした事態に陥ったことから流動資産に計上された内容に、かなりの不良資産の売掛金などが内包されていたと思われる。
 

20104月期の財務内容/千円
流動資産
721,291
流動負債
356,436
固定資産
335,229
固定負債
410,301
 
 
自己資本
289,782
資産合計
1,056,520
合計
1,056,520

 
[ 2011年2月 3日 ]
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