アイコン 北九冷食販売(株)の破綻について  メーカーから物が入らず破産の可能性も

会社名:北九冷食販売(株)
所在地:福岡県北九州市戸畑区銀座1-2-4
 事業所:大分市、福岡市
 冷凍倉庫:福岡県北九州市小倉北区西港町94-19
代表:首藤和正
設立:1969年5月(創業1968年12月)
資本金:1000万円
業種:冷凍調理食品、ドライフーズ卸業
従業員:約50名(リストラ前)
年商:(2010/3月期)約25億円
取引行:西日本シティ銀行、福岡中央銀行、福岡銀行、山口銀行各戸畑支店ほか
既存の仕入先:日本水産、テーブルマーク、ニチレイ、ヤヨイ食品、味の素、中冷、国分など
既存の販売先:あんくるふじや、ドーエイ、昭産商事、スピナ、トキハ、JR九州など
破綻事由:民事再生法の適用申請の準備
代理人弁護士:河原一雅弁護士(ひびき法律事務所:電話093-581-2022)
負債額:約7億8000円

同社は、1968年12月に創業、69年5月法人化した業務用冷凍調理食品の卸業者。
販売先は、食品問屋やスーパー、学校や企業・事務所の給食業者、惣菜・弁当業者など多岐にわたる。本社以外には大分と福岡に事業所を構え、これまで30億円台の売上高を安定して計上していた。
ところが、近年は同業者間の競争が激しくなり、価格競争激化、不況の深刻化もあり売上不振にも陥り、経営自体が赤字続きに至り、債務超過に転落していた。同社はこうした事態にリストラなど行ってきたものの経営状態は好転せず、今回の事態に陥ったものである。

民事再生により、再生をはかるにしても同社の場合、採算納入先と不採算納入先の選別ができるかにかかっている。不採算取引先から撤退した場合、企業が成り立つのかなども心配である。
当然金融円滑化法による返済猶予措置は取っているものと思われるが、金融機関への債務と一般債務がどれほどにあるのか、大手からの仕入が今後とも協力もらえるかなど不透明な部分も多い。経営者は仕入先の協力をまずは得て、協力業者とともに再生するしかない。スポンサーになってもらえる会社があればよいが、なければこれまで、赤字続きであり、よくよく考えて民事再生法の申請を出すべきであろう。

2月9日11時現在、同社関係者は、民事再生法の頼みの綱であるメーカーからの仕入ができない状態に陥っており、納品するにも欠品が相次いでいる。営業できない状態となっており、本日までで営業はストップする予定としている。
担当している弁護士事務所では、破産の可能性もあるとしている。
こうした事態となった原因は、社長が主要なメーカーに対し、事前に事業計画書と頭を下げに行かなかったことに起因しているものと思われる。
今回の民事再生法の適用申請でもまだ準備中であり、逆に同社が仕入れた物が引き揚げられる可能性もあり、危険な準備中の期間でもあった。
 破産でも民事再生法でも、裁判所に提出する申請書類があり、作成作業に最低2週間かかる。そのため2週間以上前から作業を進める必要があった。

今後提出される方は、くれぐれも準備に最低2週間かかるということを念頭にしてもらいたい。

[ 2011年2月 9日 ]
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