ワタキハイテック(株)の破綻について
破綻企業 :ワタキハイテック(株)
本店所在地:石川県金沢市高畠1-322-2
代 表 :原 信雄
設 立 :昭和54年1月
商号変更:昭和62年2月北陸河野端子(株)から現社名に変更
資本金 :6,000万円
業 種 :電子配線資材製造卸
従業員 :60名
販売先 :住電トミタ商事、ソディック、芝浦自販機、肥田電器、ナナオなど(過去取引があった会社であり、現在は不明)
仕入先 :日本端子、住電トミタ商事、日本モレックス、北川工業、日本圧着端子製造など(過去取引があっていた会社、今は不明)
年 商 :(平成21年12月期)約8億円。
取引銀行 :北陸(新神田)、三菱東京UFJ(金沢)、北国(金沢西部)、中小公庫(金沢)
破綻状況 :8月15日事業停止、同日金沢地方裁判所に自己破産申請
申請代理人:二木克明弁護士(金沢市小将町3-8、弁護士法人兼六法律事務所、電話076-232-0130)
負債額 :約8億6千万円。
破綻原因 :同社は、コネクター類や車両用のハーネスおよびケーブルアクセサリーなどの製造を行い、平成20年12月期約15億円の売上高を計上していた。しかし、リーマンショックにより、電子機械業界が大打撃を受け、同社は極度の受注不振に陥り、平成21年12月期の売上高は約8億円まで急減、約3億円の大赤字を露呈した。
その対策として、営業所の統廃合や工場閉鎖を進めるリストラを敢行したものの、取引先からは支援を受けられるどころか取引条件の改悪に至り代表が失望、先行きの見通しも立たず今回の事態に至った。
長年取引していても、少しでも面倒を見てくれるような取引先や金融機関は、小泉ライオン丸により異常なほど薄情な世界にさせられ、皆無。技術は有しているものの民事再生の道は選ばなかった。
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