アイコン 発砲事件 福岡市東区多の津で九州誠道会幹部が撃たれる

9月30日午後4時半ごろ、福岡市東区多の津4丁目の路上で、指定暴力団九州誠道会(福岡県大牟田市)馬田幹部(42)が銃撃された。幹部は足や肩を撃たれ重傷。県警は、同会と指定暴力団道仁会(同県久留米市)の抗争事件とみて、銃刀法違反(発射)や殺人未遂容疑などで捜査している。福岡県内で起きた発砲事件だけでも今年に入り16件目。

〔過去(1986年7月~翌87年2月)、天下の山口組(傘下の伊豆組)と中洲戦争(山口組傘下の伊豆組と道仁会の長期にわたる中洲戦争は、北九州の工藤会が仲介してやっと手打ちとなった。)を戦い抜いた武闘派で知られる指定暴力団「道仁会」(本部:久留米市)は、2006年に13年ぶりの会長交代を行った。
しかし、会長人事を巡り、傘下の最大組織・村上一家(本部:大牟田市)が脱退を宣言。同調した組とともに「九州誠道会」を結成した。(福岡県南部の筑後地方を本拠地に福岡・熊本・佐賀・長崎など北部九州に勢力を拡大していた道仁会。分裂により筑後地方北部の久留米市に本拠を持つ道仁会と筑後地方南部の旧産炭地の大牟田市を本拠とする九州誠道会と大きく分かれている)〕

その後、両団体は分裂抗争を続け、2007年には道仁会トップが福岡市内で射殺され、また、佐賀県武雄市の病院で入院中の一般市民の男性が、誠道会関係者と間違われ、道仁会系組幹部に射殺された。
 
抗争は、表面上は警察の介入もあり、いったん下火になっていたが、2011年3月以降、抗争が相次いでいる。
これまでに一般市民1人を含む計9人(2011年4月段階)が亡くなっている。

<直近の抗争事件>
8月26日、福岡県久留米市上津町の指定暴力団道仁会(本部)の小林哲治会長(55)宅で、手投げ弾2発も爆発したとみられ、組員とみられる男性(30)が重傷。逮捕されたのは、九州誠道会(本部・大牟田市)の関係者(78)。塀を乗り越え庭に侵入し、手榴弾2発を爆発させ、マシンガンを庭から会長建屋に向け乱射、拳銃2丁も所持していた。

9月15日、九州誠道会系の組員と見られる男性が、佐賀市のラーメン店駐車場で、白い車で乗り付けた男性3人に拳銃で撃たれ死亡。

9月19日、熊本市植木町舞尾のアパートに住む指定暴力団道仁会系の組員が、右ほおと、右腕に拳銃で撃たれ重体。

 

[ 2011年10月 1日 ]
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