アイコン 清水建設/注力するシンガポールで大規模住宅分譲事業に参画 

清水建設は、新長期ビジョンに掲げたグローバル事業の強化方針に基づき、シンガポールで計画されている大規模住宅分譲事業に参画する。
清水建設が海外で不動産投資を手掛けるのは1991年以来。
本事業は、アジア有数の不動産会社であるキャピタランド社が企画、同社と三菱地所の子会社が共同出資した合弁会社により、高級コンドミニアム「ビシャン・セントラル」として計画が進められている案件である。
清水建設は、新設開発事業子会社「シミズ・インベストメント(アジア)社」を通じ、キャピタランド社の有する合弁会社の持分の一部を買取ることにより、合弁会社に対して20億円を出資する。

この結果、キャピタランド社、三菱地所及び清水子会社の持分はそれぞれ65%、25%、10%。
本事業は、シンガポール中心部のビシャン・セントラル地区において、総戸数約500戸、地上38階の超高層マンション2棟の建設・分譲を行うもの。
事業予定地は、地下鉄2路線が利用可能なビシャン駅から徒歩5分という好立地にあり、ビジネスエリアであるラッフルズプレイス及び人気の高いショッピング街であるオーチャードロードからもほど近く、ジャンクション8等の商業施設、同国最大規模の公園であるビシャン・パーク、ラッフルズ学院などの名門校に近接するなど、住宅地として優れた環境にある。
シンガポールは、一人あたりのGDPが既に日本を超え、2010年のGDP成長率は14.5%と同国建国以来の数字を記録した。
このGDP成長率は2011年上半期も4.9%と依然高い水準を示し、順調な経済成長を遂げていること、また、所得水準についても年々向上していることから、今後底堅い住宅需要が見込まれる。
そこで、キャピタランド社・三菱地所との、この優れた立地での本住宅分譲事業への事業参画を決定したものであるとしている。

住宅分譲事業物件概要(予定)
所 在 地 :Bishan Street 14,District 20,Singapore
敷地面積 :11,997m2
延床面積 :58,786m2
住 戸 数 :約500戸(分譲マンション)
事業シェア:・CRL リアルティ社(キャピタランド・レジデンシャル100%子会社) 65%
・三菱地所アジア社(三菱地所100%子会社) 25%
・シミズ・インベストメント(アジア)社 10%
工 期 :2012 年前半~2015 年

<最近 清水建設が受注しているシンガポールの工事(判明分のみ)>
1、現地資本から、シンガポールの繁華街であるオーチャード通りの中央部に位置する「268オーチャードロード(仮称)」という商業施設。受注金額は約83億円、規模は地上12階、地下1階、延床面積20,072m2で、契約工期は2011年4月15日から2013年12月15日までの32ヶ月。

2、政府機関から受注した工事は、「ナショナルハートセンター」という心臓病関連の専門病院。受注金額は約112億円、規模は地上9階、地下3階、延床面積60,680m2、契約工期は11年5月18日から13年5月17日までの24ヶ月。
 

[ 2011年10月 6日 ]
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