ベスト電器/2月期第2四半期 店舗大幅減少下堅調
尻に火が付いたベスト電器は、ビックカメラにより北田・有薗体制が一掃された結果、不採算店舗の大規模なリストラを敢行して、やっと回復しつつある。同社は第2四半期までの業績を次のように説明している。
①家電小売業は、売上高は前連結会計年度末までに事業再構築計画のもと48店舗を閉鎖した影響により1,200億46百万円(前年同期比10.9%減)と減収。営業利益は不採算店舗の閉鎖により販売費及び一般管理費率が改善したため41億49百万円(前年同期比31.4%増)と増益。
②家電卸売業は、主に昨年の記録的な猛暑の影響と本年のアナログ停波後のテレビの落ち込みにより、売上高は265億42百万円(前年同期比5.0%減)となり、営業利益は6億7百万円(前年同期比14.6%減)と減収減益。
③クレジット事業は、平成19年に信販会社との契約内容を変更し営業貸付金が減少したため、営業収益は1億17百万円(前年同期比48.9%減)となり、営業利益は52百万円(前年同期比48.7%減)と減収減益。
なお、家電量販業界の9月の売上高は、前年の地デジの駆け込み需要の反動から、ヤマダ電機はじめ、すべて売上高を落としている。
9月の家電量販店月次売上高情報(前年同月比)
エディオン ▲30.5%減
ヤマダ電機 ▲25.5%減
コジマ ▲27.0%減
ビックカメラ ▲20.2%減
ケーズ ▲19.6%減
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
11年2月期第2四半期 | 167,101 | 3,085 | 2,812 | 2,352 |
12年2月期第2四半期 | 150,230 | 3,952 | 3,888 | 2,289 |
前年同期比 | 89.9% | 128.1% | 138.3% | 97.3% |
12年2月期通期予想 | 274,000 | 4,300 | 3,400 | 2,400 |
11年2月期実績 | 340,969 | 6,862 | 5,854 | 1,057 |
10年2月期実績 | 345,619 | -5,230 | -5,698 | -37,448 |
通期予想/前期比 | 80.4% | 62.7% | 58.1% | 227.1% |
12年2月期第2四半期 | 総資産 | 純資産 | 自己資本 | 自己資本率 |
136,580 | 46,840 | 46,044 | 33.7% |
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