アイコン 九電×郷原元委員長バトル  郷原弁護士 九電側の質問状価値なしと批判

九州電力のお偉いさんたちは、事の重大さが分かっていないようだ。佐賀県知事の「やらせ」メール誘導が本当かどうかは別にしても、玄海原発再稼動の説明会開催の1週間前に何故、古川知事が、人目が付きにくい知事公舎に九電の担当役員たちを呼んだのか、そのこと自体が問われているのである。

佐賀県は現在、鳥栖市に医療施設・九州国際重粒子線がん治療センターを建設中。健康保険が効かない金持ち用のガン治療の当施設は2013年開業予定、古川知事の記念碑となる事業である。九電からプルサーマルの見返りかどうか知らないが、当治療センターは九電から約40億円の寄付を頂くことにもなっている。

その寄付の御礼をわざわざ経産省主催の生番組放送の1週間前に述べるにはあまりに不自然である。
それも九電側を呼び出しての会談とは穏やかではない。古川知事は1にも2にも九電に味方して「やらせ」メールを誘導すべく呼んだことだけは間違いない事実。政治家のいう言葉の端々の問題ではない。九電役員個人からの政治献金も含め知事と九電の関係が問われているのである。

<九電側が、とうとう逆切れ>
同社第三者委員会の報告書に記載された古川知事の「やらせ」メール誘導につき、九電は第三者委に対して「古川知事が誘導したとする根拠を示せ」と質問状を提出。
それを受け第三者委の委員長を務めた郷原信郎弁護士らは17日、福岡市で記者会見して「都合のいいところだけを引っ張り出して反論しており、答える価値がない」と述べ、第三者委見解を真摯に受け止めない限り回答しない考えを示した。

 これまで思い通りに何でもしてきた田舎の殿様の九州電力と元東京特捜検事の郷原弁護士。しかし、ここにきて、九電の役員たちは思い通りにならないことに大直面。
 こうした九電の役員体質は、オリンパスの菊川元会長をはじめとする役員たちと何が違うというのであろうか。日本の悪しき体質である。

 眞部利應社長も、自らが発言したように、さっさと責任を取り辞めていれば、ここまでエスカレートすることもなかったろうに。
眞部社長体制は、所詮、松尾会長の傀儡政権、眞部社長は1人では何も決められない情けないお人である。
 

[ 2011年11月18日 ]
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