アイコン 風力発電システム市場に関する調査結果発表/矢野研

風力発電矢野経済研究所は、国内風力発電システム、および売電市場に関する調査を実施。
対象:大型風車メーカー、輸入代理店販売企業、風力発電事業者、風力発電関連機器メーカー等
本調査における国内風力発電システムおよび同売電市場とは新規設置分のみを対象とし、機器補修分・既設設備の入替需要を除く。またここでは洋上風力発電の導入拡大カーブに着目した成長シナリオ(高位予測)をもとに将来予測を行うものとする。

<調査結果サマリー>
◆2010年度国内風力発電システム市場規模は約738億円と横ばい、風力発電による売電市場規模は約414億円と順調に拡大している。
 2010年度の国内風力発電システム市場規模は新規導入(運転開始)ベースで約738億円(前年度比1.2%増)と推計。
国内では、再生可能エネルギーの固定価格買取制度への移行に伴う助成制度の中止等の影響によって、急速に拡大する世界市場と比較し軟調な推移となっている。
 
一方、風力発電による売電市場は、風力発電システムの累積導入量の増加に伴って拡大を続け、2010年度の市場規模は約414億円(前年度比9.8%増)と推計。

◆国内風力発電システム市場規模は2015年度約1,290億円、2020年度約3,880億円
 風力発電による売電市場規模は2015年度約1,380億円、2020年度約4,140億円と予測

 2012年度以降は
1) 適切な固定価格買取制度への移行、
2) 電力系統への連系制約の緩和または撤廃、
3) 各種規制緩和等による市場機能の正常化が着実な市場拡大を促すものと予想される。
 洋上風力発電の導入拡大カーブに着目した成長シナリオ(高位予測)をもとに予測した風力発電システム市場規模は2015年度約1,290億円、2020年度約3,880億円、風力発電による売電市場規模は2015年度約1,380億円、2020年度約4,140億円まで伸長するとしている。
以上。

ブンブン丸の風力発電は、鹿児島県では景観条例が施行され、国内での今後の設置は、脱原発問題はあるものの、いろいろな垣根が出てくるものと思われる。これまで、補助金ブローカーと議員が結託してきた設置、あまりにも住宅地に近くに設置され、低周波公害も引き起こしていることも現実である。
地熱発電も拡大方針が既に決定しており、潮力発電も沖縄で実施段階に入っている。しかし、太陽光発電は、今では世界の市場を完全に中国勢に奪われており、ハゲタカの攻勢にあい、肝心の研究開発費までケチってきた日本企業の凋落ぶりが、集積回路・液晶事業に続いて明らかとなってきている。
どこへ行く日本。しかもTPPで決して解決する問題ではない。

韓国にしても中国にしても、今では日本製の最新式の製造機器で製造しており、頭脳もヘッドハンティングにより多くの日本人たちが開発に当っている。品質も急上昇しており、決して侮れない。

日本は、伝統技術の応用と次世代を開発し続けるしかない。また、IBMのように付加価値を付けたソフトの世界で生きることも必要であろう。

 

[ 2011年10月21日 ]
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