アイコン 京セラ/第2四半期 太陽光モジュール価格急下落

<連結事業別の業績>
1) ファインセラミック部品関連事業
LED関連市場及び一般産業市場向けに部品需要が増加したことにより、売上高及び事業利益は前年同期に比べ増加し、事業利益率も向上した。
2) 半導体部品関連事業
デジタルコンシューマ機器向けの部品需要が伸び悩んだことにより、売上高及び事業利益は前年同期に比べ減少した。しかし、原価低減や生産性の向上に努めた結果、円高の影響はあったものの、事業利益率は前年同期を上回った。
3) ファインセラミック応用品関連事業
機械工具事業の売上高は、アジアを中心に自動車市場向け等に増加した。しかし、ソーラーエネルギー事業の売上高は、最大の市場である欧州での需要低迷による需給バランスの悪化を受け世界的に製品価格が大幅に下落したことにより減少した。この結果、売上高及び事業利益は前年同期に比べ減少した。
4) 電子デバイス関連事業
デジタルコンシューマ機器向けの部品需要が伸び悩んだことに加え、円高の影響も受けたことにより、売上高及び事業利益は前年同期に比べ減少した。
5) 通信機器関連事業
米国での販売の伸び悩みや国内市場の低迷により、携帯電話端末の販売台数が減少した結果、売上高は前年同期を下回った。また、事業利益は前年同期に比べ減少したものの、原価低減を図ったことにより、利益は確保した。
6) 情報機器関連事業
カラーモデル等の新製品の投入により、欧州での複合機やプリンターの販売が伸びたことに加え、新興国市場での拡販を図ったことにより、売上高及び事業利益は前年同期に比べ増加した。
7) その他の事業
京セラコミュニケーションシステム㈱のICT事業の売上高が増加したことに加え、LED照明の売上も貢献し、売上高は増加した。しかし、新事業への研究開発費の増加を主因に、事業利益は前年同期に比べ減少したとしている。
太陽光発電モジュールは、もう価格的に敵わないと思われる中国勢が台頭しており、国内勢は急激に世界シェアを落としている。日本へも中国・韓国製が流入してきており、販売価格の低下は歪めない。高発電効率の製品を開発し続けるしか日本勢の生き残る道はないであろう。日本ばかりに気をとられたら、世の中はすっかり変わっている時世である。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
11年3月期第2四半期
637,392
81,758
89,493
61,960
12年3月期第2四半期
604,268
67,763
75,565
46,768
前年同期比
94.8%
82.9%
84.4%
75.5%
12年3月期通期予想
1,230,000
125,000
140,000
87,000
11年3月期実績
1,266,924
155,924
172,332
122,448
通期予想/前期比
97.1%
80.2%
81.2%
71.1%

 
[ 2011年10月31日 ]
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