正興電機製作所(福岡市)/12月期第3四半期 今後九電の受注減少か
同社は、第3四半期までの業績について、電力システムは堅調に推移するも社会システムが低調となり、受注高は130億17百万円(前年同期比▲7.2%減)、売上高は、前期に総合制御所向け大口システムの売上計上があったため電力システムは減少となったが、社会システムが増加し129億45百万円(同1.9%増)となった。
部門別の電力システム事業は、リプレース・メンテナンス市場に注力した結果、総合制御所システムや操作支援システムなどが堅調に推移し、受注高は59億63百万円、売上高は40億46百万円となった。
社会システム事業は、受注高が震災の影響などにより公共向けインフラ設備及び一般産業向け受配電システム関連が低調となったが、売上高は、前年度受注の道路関係電気設備により堅調に推移した。その結果、受注高は42億72百万円、売上高は62億92百万円となったとしている。
今後状況から見て、頼みの綱の九州電力からの受注は減少していくものと思われる。
また、中国子会社の原価も人件費・原材料費はじめ、コスト高になっていくものと思われる。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
10年12月期第3四半期 | 12,699 | -8 | -65 | -199 |
11年12月期第3四半期 | 12,945 | 124 | 125 | 90 |
前年同期比 | 101.9% | |||
11年12月期予想 | 17,500 | 320 | 270 | 200 |
10年12月期実績 | 17,149 | 150 | 82 | -303 |
09年12月期実績 | 16,844 | 207 | 238 | 3 |
今期予想/前期実績比 | 102.0% | 213.3% | 329.3% |
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