アイコン 九十九島煎餅の寿スビリッツ/第2四半期

米子発の寿スピリッツは、全国の土産屋さんを買収、地域ブランドの土産菓子を集中生産することでコスト削減やリスク分散などにより業績を向上させている。

① ケイシイシイ
北海道の「ルタオ」ブランドを擁するケイシイシイは、認知度の更なる向上と強固なブランドの構築に向け、有名タレントを起用したテレビCMの放映やテレビ番組との共同開発企画などプロモーション展開を推進し、また、本年
5月に小樽市で6店舗目となる大型新店舗「パトス」のオープン、7月にはリニューアルされた新千歳空港での初の直営店舗の出店、商品面では新商品「シンデレラデ フロマージュ」、「宇治抹茶ドゥーブルフロマージュ」の投入による通販企画の充実など様々な対策強化に取り組んだ。
その結果、売上高は31億69百万円(前年同期比0.7%減)となり前年同期水準で推移した一方、営業利益は新規出店の初期費用や販促費用が増加したことなどにより1億26百万円(前年同期比47.0%減)となった。なお、本年9月に札幌三越店及びアマイワナ店を退店している。

② 寿製菓
島根米子の本店「寿製菓」は、関東圏の代理店向け売上が低迷した一方、地元山陰地区では「白ウサギフィナンシェ」がPR展開により続伸し、また、グループ向け売上が堅調に推移したことにより、概ね回復基調で推移した。 
その結果、売上高は33億28百万円(前年同期比0.3%減)、営業利益は2億12百万円(前年同期比6.3%増)となった。

③ 販売子会社(11社)
各地区の販売子会社(11社)は、交通機関市場を中心に販売強化に努め、名古屋地区での新商品「小倉トーストラングドシャ」、関西地区でのコンディトライ神戸の生ギフト展開、宮崎地区での「宮崎マンゴーラングドシャ」などが堅調に推移した結果、売上高は、20億75百万円(前年同期比3.2%増)、営業利益は95百万円(前年同期比49.7%増)となった。

④ 九十九島グループ・・・ハウステンボス退店
佐世保の九十九島グループは、大手テーマパーク向け売上の落ち込み、ハウステンボス地区の直営店舗「グランマーケット店」の本年5月退店に伴う売上減少要因があった一方、主力商品のPR展開や新商品「博多創菓子はかたんもん」の拡販などに努めた結果、売上高は13億66百万円(前年同期比4.9%減)、営業利益28百万円(前年同期比34.5%減)となった。

⑤ 但馬寿
但馬寿は、震災の影響による期初の売上高の落ち込みや黒豆茶通販が低調に推移した結果、売上高は5億08百万円(前年同期比7.2%減)、営業利益は30百万円(前年同期比34.3%減)となった。

⑥ つきじちとせ
東京の「つきじちとせ」は、早期の業績回復を目指すべく、本年6月に「東京ミルクチーズ工場」及び「コートクールシュクレ」の2つの洋菓子系ブランドを新たに立上げ、羽田空港催事の強化に努めた。更に、本年8月には新宿ルミネに出店し、自家消費需要への展開にも取り組んだ。その結果、売上高は3億72百万円(前年同期比13.3%増)、営業損失は7百万円(前年同期は営業損失26百万円)となったとしている。
 

連結/億円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
11年3月期第2四半期
9,169
573
599
267
12年3月期第2四半期
9,058
474
457
220
前年同期比
98.8%
82.7%
76.3%
82.4%
12年3月期予想
18,850
1,320
1,300
670
11年3月期実績
18,432
1,254
1,314
580
10年3月期実績
18,721
1,777
1,816
981
今期予想/前期実績比
102.3%
105.3%
98.9%
115.5%

 
[ 2011年11月 4日 ]
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