アイコン ミクシィ/3月期第2四半期 業績の陰り鮮明に

 前期までは、順調に業績を伸ばしてきた同社であるが、今期はいろいろなことがあったとしても大きな業績の曲がり角にきたようだ。アメリカ軍勢がツィッターやフェイスブックをおっ下げてやってきたが、自らの正体を明かすフェイスブックは、日本ではなかなか馴染まないものの、ツィッターは手軽さが受け、大きく飛躍・定着している。
そうしたなかで同社は、第2四半期について、ソーシャル・ネットワーキングサービス「mixi」において、mixiのアクティビティを推進するために、各デバイスのインターフェイスを改善し、順調にスマートフォンユーザーが拡大致した。

また、ソーシャルページ「mixiページ」をオーナー向けにオープンし、企業、アーティストページを含む約10万超のページが開設され順調に拡大している。
収益面では、震災の影響による広告クライアントの出稿抑制やスマートフォンが、普及していく中でのモバイル広告の出稿減少により、当第2四半期連結累計期間の売上高は56億24百万円(前年同四半期比3.0%減)となった。また、部門利益は17億01百万円(前年同四半期比25.5%減)となった。
同社は、売上高の方法を変更したとしているが、肝心の営業利益ほかの利益が前期より大幅に落ちており、これまで伸び率も鈍化していたことから、業績が峠に差し掛かっているようである。
これ以上事業を拡大するためには、別途、新たなるビジネスモデルを構築するしかないのかもしれない。その一環としてFind Job !事業という職安事業を始めていると思うが・・・、大きな樹木になる事業ではないと思われる。
 

連結/億円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
11年3月期第2四半期
6,154
1,689
1,583
717
12年3月期第2四半期
6,081
850
708
340
前年同期比
98.8%
50.3%
44.7%
47.4%
12年3月期予想
13,000~14,000  
1,600~2,500  
1,600~2,300  
500~1,100  
11年3月期実績
16,874
3,373
2,989
1,382
10年3月期実績
13,600
2,752
2,675
1,309
09年3月期実績
12,052
3,771
3,787
1,946
08年3月期実績
10,052
3,749
3,764
2,011
07年3月期実績
5,247
2,184
2,147
1,118
06年3月期実績
1,893
912
912
576
今期予想/前期実績比
82.9%
74.1%
76.9%
79.5%

(当期予想比は各科目の最高額により算出している。)
[ 2011年11月 4日 ]
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