アイコン 西鉄/3月期第2四半期 物流部門堅調

<運輸業>
東日本大震災による出控えの影響や、貸切バス事業の規模縮小等により、営業収益は424億16百万円(前年同期比 1.2%減)。営業利益は、バス事業での路線効率化の効果や減価償却費の減少等により19億26百万円(前年同期比 10.9%増)。
なお、旅客人員は鉄道事業で1.2%減(前年同期比)、バス事業(乗合)で0.5%減(前年同期比)。西鉄大牟田線が博多駅ビル開業でJRに喰われたのであろう。

<不動産業>
不動産分譲事業で、当年度の販売計画が主として第3四半期以降であること等により販売戸数が減少し、営業収益は231億24百万円(前年同期比 1.3%減)、営業利益は33億92百万円(前年同期比 0.5%減)。

<流通業>
スーパーマーケット事業で、競合店の影響や東日本大震災後の消費マインドの低下等もあり、営業収益は346億3百万円(前年同期比 3.7%減)。営業利益は、費用削減に努めた結果3億90百万円(前年同期比 3.6%増)。
<物流業>
国際物流事業で、海外子会社での取扱高の増加等により、営業収益は361億60百万円(前年同期比8.9%増)。営業利益は、原価の低下等もあり8億29百万円(前年同期比 77.8%増)。当部門はアメリカや国から課徴金支払命令を受けていた。
<レジャー・サービス業>
旅行事業やホテル事業において東日本大震災の影響があった一方、その他サービス事業(空港ハンドリング業務他)での増収があり、営業収益は168億95百万円(前年同期比 0.1%増)。営業損益は、ホテル事業での東京地区を中心とした稼働率の低下等により▲3億51百万円の営業損失。
同社はグランドホテルやソラリアホテルのほか西鉄インを全国展開、香椎花園や大宰府園なども経営している。
<その他>
前期におけるバス車体製造事業の廃止等により、営業収益は221億9千7百万円(前年同期比0.1%減)、営業損益は▲2億86百万円の営業損失。

デベロッパーとしての御大も動き出したようであるが、以前のような遊休地は少なくなっており、売れ行き次第ではこれまでのような利益は稼げないかもしれない。
 

連結/億円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
11年3月期第2四半期
156,589
4,883
3,983
1,158
12年3月期第2四半期
158,252
5,579
4,935
1,636
前年同期比
101.1%
114.3%
123.9%
141.3%
12年3月期予想
325,400
13,000
11,200
5,200
11年3月期実績
323,891
10,982
9,187
5,782
今期予想/前期実績比
100.5%
118.4%
121.9%
89.9%

 
[ 2011年11月 4日 ]
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